2024年1月から「新NISA」が始まりますね!
現在、NISAには「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類がありますが、2024年から2つが統合された新たなNISA制度に生まれ変わります。
また、SBI証券では、2023年11月19日(日)より「投信積立受付」がスタートしました。
基本的には積立でコツコツ投資していくのが、懐にも精神的にも安心かと思います。
ただ、統計的に積立より一括投資の方がリターンが良いという話も。
なので、暴落リスクは承知で一括投資したい方向けに、SBI証券での”ほぼ”一括投資の方法をご紹介します。
新NISAでもSBI証券の「ボーナス設定」を駆使すれば一括投資できる
SBI証券では「ボーナス設定」を使うことで、年初に一括投資が可能です。
新NISAは毎年360万円(最大1800万円)の非課税枠がありますが、そのうち「成長投資枠」と「つみたて投資枠」に分かれています。
年間投資額 | |
成長投資枠 | 240万 |
つみたて投資枠 | 120万 |
成長投資枠は最大240万円まで投資することができますが、つみたて投資枠は名前の通り、積み立てて購入することしか基本できません。
しかし、SBI証券ではボーナス設定という機能を使って、年初一括でつみたて投資枠を埋めることができるのです!
成長投資枠は上限240万を投資
成長投資枠は最大240万円まで積み立てることができますが、スポット購入できるので一括で投資することもOK。
では、今回は「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」を例に実際の画面を見ながら設定していきます。
成長投資枠の設定
まず、SBI証券にログインしたら画面上部にある「投信」をクリック。

マイページの「設定一覧」をクリック。

画面下の方にある「銘柄検索から探す」をクリック。

銘柄を選択。今回は”オルカン”を選択。

「積立買付」をクリック。

次の画面では項目ごとに解説します。

No. | 項目 | 値 | 説明 |
---|---|---|---|
1 | 決済方法 | 現金 | 一括投資したい場合は現金のみ。証券口座に現金を入金しておく必要がある。 |
2 | 預り区分 | NISA(成長投資枠) | 成長投資枠を選ぶ。 |
3 | 積立コースと申込設定日 | 毎月2日 | 1日は選択できないため、2日としておく。 |
4 | 積立金額 | 100円 | 最低申込金額が100円であるため「100」と入力。 |
5 | 1ヶ月あたりの概算 | 申込回数:1回 申込金額:100円 | 内容を確認。 |
6 | ボーナス設定 | 設定する 金額:2,398,800円 設定日1:1月1日 | 100円積み立てているため、100円×12ヶ月=1,200円を差し引いた額(2,400,000-1,200)を入力。 |
この設定をすることで、
- 1/2:100円の積立注文
- 1/1:2,398,800円のボーナス注文
※1/3までは休業日であるため、実際の買付はどちらも1/4
合計で年間投資額である240万を1年かけてフルで埋めることになります。
つみたて投資枠はクレカ5万と現金で120万を埋める
現時点で、クレジットカードでは毎月5万円までしか積み立てることができません。
しかし、ボーナス設定を使えば、年間120万円を一括で積み立てることができます。
※2025年からつみたて投資枠「ボーナス月の積立設定」が仕様変更になります。
2025年からの主な変更点
1. ボーナス月の積立設定の上限引き下げ
- 旧仕様:1回あたり最大120万円まで設定可能
- 新仕様:年間投資上限額(120万円)から、既に設定済みの積立金額を差し引いた範囲内で設定可能
2. 複数銘柄の設定に対応
新仕様では、複数の銘柄を設定する場合でも年間上限額120万円を超えないように自動調整が行われます。
3. 設定画面の新仕様
積立金額の上限が画面上に自動計算され、「申込可能金額」として表示されるようになります。
新仕様での設定例
例1:毎月5万円を積立
- 開始月:4月
- 年間積立金額:5万円 × 9回 = 45万円
- ボーナス月の上限:120万円 -(5万円 × 12回)= 60万円
- 合計投資可能金額:45万円 + 60万円 = 105万円
例2:追加設定がある場合
- 既に年間24万円の積立と5万円のボーナス月を設定済み
- 4月から毎月1万円を追加積立する場合
- ボーナス月の上限:120万円 -(24万円 + 5万円 +(1万円 × 12回))= 79万円
注意事項
- 年間上限を超えない設定が必要
「年間の積立金額」と「ボーナス月の積立金額」の合計が120万円を超えないようご注意ください。 - 自動解除の可能性
2024年12月15日時点で2025年分の年間投資枠を使い切る設定を行っていた場合、該当設定は一律解除されています。 - 複数銘柄を設定する場合
各銘柄の積立設定を合算した金額が120万円以内に収まるようにする必要があります。
設定変更や確認方法
- 確認手順:
- SBIのサイトにログイン
- 「取引」>「投資信託」>「積立設定一覧」を選択
- 設定内容の確認および変更が可能です。
※2024年までのつみたて投資枠の設定
まずは、クレジットカードでの決済方法。

No. | 項目 | 値 | 説明 |
---|---|---|---|
1 | 決済方法 | クレジットカード | クレカを選択。 |
2 | 預り区分 | NISA(つみたて投資枠) ☑️NISA枠ぎりぎり注文 | つみたて投資枠を選ぶ。「NISA枠ぎりぎり注文」とは、NISA投資可能枠が積立設定金額以下の場合、積立注文金額を引き下げて積立買付を行う。これを利用することで、NISA枠を最大限に活用可能。 |
3 | 積立コースと申込設定日 | 毎月1日 | 確認のみ。 |
4 | 積立金額 | 50,000円 | クレカの積立上限額である「50000」を入力 |
5 | 初回スケジュール | 設定締切日:2023/12/10 発注日:2024/01/04 引落日:2024/01/10 | 1月の年明けの営業日に併せて発注日が1/4となっている。 |
続いて、現金での決済方法。

No. | 項目 | 値 | 説明 |
---|---|---|---|
1 | 決済方法 | 現金 | 証券口座に現金を入金しておく。 |
2 | 預り区分 | NISA(つみたて投資枠) ☑️NISA枠ぎりぎり注文 | つみたて投資枠を選ぶ。 |
3 | 積立コースと申込設定日 | 毎月2日 | この画面では1日が選択できないため、2日としておく。 |
4 | 積立金額 | 100円 | 最低申込金額が100円であるため「100」と入力。 |
5 | 1ヶ月あたりの概算 | 申込回数:1回 申込金額:100円 | 内容を確認。 |
6 | ボーナス設定 | 設定する 金額:598,800円 設定日1:1月1日 | 100円積み立てているため、100円×12ヶ月=1,200円を差し引いた額(600,000-1,200)を入力。 |
この設定をすることで
- 1/1:クレジットカードによる50,000円の積立注文が入る
- 1/2:100円の積立注文が入る
- 1/1:598,800円のボーナス注文が入る
※1/3までは休業日であるため、実際の買付はどれも1/4
- クレカ:50,000(円)×12(ヶ月)=600,000(円)
- 現金:100×12+598,800=600,000(円)
- クレカ+現金:600,000+600,000=1,200,000(円)
合計で年間投資額である120万を1年かけてフルで埋めることになります。
ちなみに、SBI証券でクレカ積立するなら「三井住友カード」がオススメ。
私の使ってる「三井住友カード ゴールド(NL)」で毎月決済すると、「投資ポイントアッププラン」で1.0%のVポイントを獲得できます。
例えば、月3万円の投資で年間で3,600ポイントをゲットできちゃいます。
まとめ
新NISAでは、非課税期間が無期限になったため、長期的な資産形成に最適です。
ただ、設定やら準備やら、ややこしいことが多いですよね…。
私も実際に設定してややこしかったので、参考になれば嬉しいです。
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